日本オリンピック委員会(JOC)の環境アンバサダーを務め、また環境保護活動にも積極的に取り組んでいる大林素子さんは、身近なスポーツを例に、分かりやすくもドキッとしてしまう話をしてくれた。
「環境についてわたしたち委員会が考えるようになってまだ数年ですが、最初に立ち上がったきっかけは、オーシャンスポーツやウインタースポーツといったアウトドア系のアスリートからの意見でした。海は水質汚染が進みゴミ問題が深刻化している。また冬山では暖冬のために積雪量が少なくてスキーやスノーボードなどの競技ができないという。インドアで試合をしていたわたしでしたが、結局は体育館の中の空気も含めて環境はスポーツに影響しているんだなって。スポーツ界にとってもそうですが、わたしたちが健康な生活を営むためにも、環境に目を向けて、考えていかなければならないと思うんです」
運動といっても、難しいことではない。ストレッチでもヨガでもいいし、駅ではエスカレーターを使わないで階段を上るようにすることでもいい。自分の生活スタイルに合った運動を、続けていくことが大切です、と大林素子さんは語る。
「冬の早朝ジョギングなどは体も温まっていないですし、負担がかかるから、お勧めできませんね。みなさん勘違いされるのが、運動というと、いきなりいろんなことをやりだして、疲れてやめてしまう。100人いたら100通りのやり方がある。それを見つけてほしいんです。そうして汗をかくことがいい。発汗して代謝をアップさせていけば、今までのように寒さを感じなくなってきます。重ね着の枚数が1枚少なくなるとか、それまで欠かせなかった暖房をつけなくても済むようになってくる」
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